告知文アンド軽い説明。

彼は、物心ついたときから女性嫌いだったわけではない。
なにしろ、とても優しい天使の様な妹がいるのだ。
これで嫌いになる方がおかしいだろう。
だが、彼は現在、女子高生と言う女性が嫌いである。
それは一重に彼が小学生のときに起きた事件のせいであると断言しておこう。
現在高校三年の高崎普賢(たかさきふげん)君は、今日も女子高生と言う一種の突然変異根絶の為に戦っている…。

女子高生暗殺

先ほど述べたように、女子高生と言う女性が苦手な彼は、高校は男子校に進学した。
そして、そこで仲間(僕とも言う)を得た。
同学年には彼の悩みに共感するものはなく、仕方なく一年待って同士を得たのだ。
一学年下の同士は全部で三人。
その誰もが、女子高生に追い回されるほどの容姿を持っていた。
結論から言うなれば、彼・高崎普賢は、小学生のときにその容姿の良さゆえに女子高生から追い掛け回され、散々な目に会い今に至るのだ。
旗から見れば羨ましいことこの上ない状態なのだろうが、当の本人はそれ以来女子高生が恐ろしい対象にしか見れなくなった。
小学生時代のトラウマ。
それが、彼の戦う理由である。
とはいえ、彼の容姿が女子高生を惹きつけなくなったかというと、そうでもない。
実際に校外にファンクラブは勝手に作られるわ、登下校時には追い回されるわで、うんざりしている。
そんなわけで彼の心のオアシスは可愛い妹・文珠(あやみ)ちゃんだけとなったのである。
中学生や高校生以上からのアプローチもあるのだが、いかんせん女子高生のパワーが強く、
それゆえに彼はいつかそんな女子高生を根絶したいと願っていた。
その時に出会った、同じ悩みを持つ同士。
それが、青柳蘇芳(あおやぎすおう)と、結城架月・都月(ゆうきかつき・つづき)ツインズである。
中学は違うので、高校で初対面の三者(結城ツインズは同じ学校なので、一つでくくる)は、
それぞれに同じ事情で男子校へと進学してきた同士だったのだ。
青柳蘇芳はドイツ系のハーフ。
金髪碧眼の容姿が目を引いてしまい、童顔も相まって暴走した女子群に追いかけられることが日常。
結城ツインズは、都月が明るく天使のような童顔で、架月は同じ容姿でありながらクールな性格なのが良かったのか、
中学時は二人合わせて支持が篤かったという。
そんな彼らの願いは、静かなところに行きたい。
せめて学校くらいは…と選んだ先が男子校だったのだ。
そして、運命の出会いをした彼らは半ば高崎普賢に振り回されながらも、変異種である女子高生根絶の為に戦うこととなったのだ。
これから綴られるのは、彼らの戦いの歴史。
時に笑いを提供し、時にシリアスに落ち込む。
そんな彼らの日常を気が向いたらUPします。
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