凛の言葉の先を読んだアーチャーは凛のほぐれた秘所に彼自身をあてがった。
びくんとのけぞる凛の体。
いつの間にか凛は全裸で横たわっていたようで、何時脱がされたのかと麻痺している頭の片隅で思っていた。
「行くぞ、凛」
「うん…来て」
返事と同時に入り込んでくるアーチャーのものは、凛の想像以上にきつく…そして、ある地点で強い痛みをもたらした。
何かが切れるような感覚と痛み。
凛の悲鳴に、アーチャーは動きを止めるが。
「止めないで、お願い」
凛の言葉に、それでもアーチャーは動けない。
「大丈夫、痛いけど…気持ちいい感覚あるから…ね?」
嘘は言わなかった。
痛みは確かに強い。だが、凛はそれよりも快感の方に集中していた。
「分かった」
凛の言葉に動き始めるアーチャー。
徐々に動きが早くなるにしたがって、凛は痛みよりも快感が勝ってきたことに気づいた。
アーチャーもまた、凛の声が変わってきたことに気づいていた。
早くなる律動に、凛はまた快楽の波が来ていることを感じた。
時々もれるアーチャーの息が、凛を狂わせて行く。
もうすぐ、高みに上る。
お互いに声もかけずにそれを悟り、目指して動く。
「凛…っ」
「ああぁぁっ」
アーチャーの声を聞いて、凛は大きな波に飲まれるのを感じていた。
中でうごめくアーチャーのものが、その感覚を更に呼び起こす。
倒れ掛かってきたアーチャーの髪が視界に入って、凛は一つになったのだと認識した。
それと同時に襲ってくる気恥ずかしさ。
凛の異変に気づいて、アーチャーは体を起こして凛の表情を見る。
「どうした?どこか痛い所があるのか?」
アーチャーの顔を見て更に赤面する凛。
「いや、その…痛いところは…あるっていえばあるけど…そうじゃなくて…」
体まで重ねておいて、今更恥ずかしいなんて…凛は口に出すことが出来なかった。
「こうして凛を抱くことが出来て幸せだよ。きっかけがなければ告白することも無かっただろうな」
本当に幸せそうなアーチャーを見て、一人恥ずかしがっていたことを忘れる凛。
「ところで、この後の予定はあるのかな?」
「え?ないけど…」
「そうか、ならば君を独り占めしていても文句はいわれんだろう」
たくらんだような笑みを浮かべて、アーチャーは凛の首筋にキスを落とした。
アーチャーの言葉の意味を理解した凛はまた赤面していた。
まだ、一日が終わるには早い時間。
凛がベッドから離れることが出来たのは、日付が変わってからだった…


うっわーはずかしー!!!
見つけた人は結構余裕のある方ですね。
他言無用でお願いしますよ?勢いで書いちゃった代物ですので。
しかも、やおいでも書かなかったような描写満載です。
ノーマルカップリングで書いたの初めてだよ…(恥)